『Mouse Tales』が原題。
「とうさんおはなしして」と意訳したところが素敵です。
なぜなら、寝る前に父親が語るおはなし、というのが、
子どもたちにとって、どれだけ幸せなことか!
そのあたりを汲んだ意訳なのです。
ベッドに入った7ひきの子ねずみたちが、とうさんねずみにおはなしをせがむのです。
とうさんねずみは、おはなしが終わったらすぐおねんねする、と約束するなら、
と、なんと人数分のおはなしをしてくれるのです。
不思議で愉快な短いおはなしばかりです。
その発想がなかなか新鮮でした。
じんわりとした面白さ、でしょうか。
だからこそ、穏やかな眠りに誘ってくれそうですね。
とうさんねずみの様子には、大人も共感できるような気がします。
おやすみ前にいいかもしれません。