桂三枝の落語絵本第1巻です。
カメの親子のお話ですが、かなり人間風刺が効いています。
ほとんどの文が会話なので、読み聞かせなどに使うのはかなり難しいと思います。
どうしてもやみ聞かせに使いたいときは、事前によく練習してほしいと思います。
黒田征太郎さんの挿絵が、話に出てくる人間のゆるゆる加減に合っていて、ばっちりでした。最後のオチ、めっちゃ怖いです。
ホントにこんなことにならないように、ひとりの人間としてすごく反省しました。
たくさんの子どもたちに読んでもらうことで、未来の「道頓堀川」を含め地球の自然が少しでも美しく再生できればと思います。