トリックアートなどの作品紹介が中心だと思ったら、かなり本格的な「錯覚」の入門書でした。
第一章では、描かれた図やイラストで、実際に錯覚を体験します。つづく第二章では、錯覚の分類やしくみが、豊富なイラストと簡潔な章立てで説明されています。第三章は、実験・観察の紹介(この章のヴォリュームは少なめ)。
視覚だけでなく、聴覚についても、少しですが触れられていて、とても面白く読みました。
自分で掘り下げて読むならば、小学校高学年ぐらいからでしょうか。予期せずに出会えた、良い本でした。
科学を楽しむ、一冊。
自由研究のヒントにもなるかもしれません。