ターシャ・テューダーさんの絵本は、子どもに・・というよりは、もっぱら私が欲しくて集めています。
この絵本では、おばあちゃんに孫が昔のお話をねだるところから始まります。
そして、おばあちゃんは、昔の人々の1年間の暮らしぶりを語ってくれるのです。
1月から12月まで。
古き良き時代のアメリカの人々の暮らしぶりがほんとうに素敵なのです。
現代社会からはとうてい想像もつかないような生活。
身の回りのものは自分達ですべてまかなうのです。
大人も子どもも、みんな自分の役割を果たして働きます。
そんな中で、毎月のように伝統的なイベントが行われるんです。
クリスマスもイースターもハロウィンも、なにもかも手づくり。
今と比べたらほんとに何も無いような生活、でもそこに生きる人々の生活は、現代と比べてずっとずっと充実していたことでしょう。
すみずみまで書き込まれた挿絵の美しさにもため息がでます。
どのページの挿絵も、その季節に応じた素晴らしい飾り罫で囲まれています。
描かれた子ども達のかわいらしさといったら・・・!
何度もじっくり読み返して楽しみたい絵本です。