「被爆者 60年目のことば」を、先に読みました。
本が出されてから16年目になる今、その人たちはどうしているのだろうかと気になっていたら、間を埋めるこの本を見つけました。
会田法行さんも同じことを思い、「70年目の出会い」を出されました。
10年前とは別人のように老いを見せられた方、まだまだ語り継ぐ気持ちで描き続ける方が紹介されています。
そして、サブタイトルあるように、その思いを継承しようとする若者が登場しました。
東日本大震災で原子力発電所の爆発事故が起こり、新たな被爆者を作ることになってしまいました。
それを出会いと表現するのは誤りですが、放射能の恐ろしさを呼び覚ました事に違いはありません。
80年目がどうなっているかは解りませんが、忘れることだけはあってほしくないと、心に刻みました。