不思議の国のアリスといえば、あのテニエルの絵という感じで、定番となっていたものに新たに挑むのは、絵を担当されたロバート・イングペンさんも相当なプレッシャーだったのではないでしょうか。
でも、アリスの着ている服が、若干、今風だったり、動物たちも丁寧に描かれていて、何よりも絵の数が多いので、場面をイメージしやすくなっています。
とても力作だと思いました。
文章の方も、とてもリズミカルで読みやすい日本語訳になっていて、言葉遊びにもとても苦心されたとのこと。よく伝わりました。
ことばが多く、摩訶不思議な世界がナンセンスにどんどんと広がっていくので、小学生中〜高学年向けかなぁと思います。