「ピーターラビット」の作者が100年も前に書いたというお話,それだけで魅力的ですね!
お行儀のよいいい子の黒猫キティのお話です。
表面的にはお行儀よいいい子のキティですが,裏では男物の洋服を着て狩りにでかけるというお転婆さ。それを知らない飼い主のおばあさん。
誰でも二面性はあるものです,どちらが本当のキティかな?と読み手もわくわく考えさせられます。
一児の親である私は,おばあさん=私,黒猫キティ=我が子,のような感覚を持ちながら読みすすめてしまいました。
親の私の知らない我が子の顔もあるかも?子供が本当に望んでいることやりたいことは実は私が知らないでいることだったり?
親という立場の私は,キティを見ながらそんなことも思ってしまいました(笑)。
1冊の本,1つのお話でも,読み手のその立場立場によって巡らせる想いは違うのかも知れませんね。そんなことを感じた絵本でもありました。
私は親という立場からキティを我が子に重ねて読みましたが,みなさんはどんなふうにこのお話を読んだのかしら?そんなことも気になりました(笑)。
やっぱり絵本って奥深いですね。
イラストも味わいあり素敵でした!