いつもひどい目にあわされているから、家出をしようと思ったぬいぐるみの象とキリンとライオンでした。
家出をしたものの、どうして良いのかわからないぬいぐるみたちでした。
そんな彼らが、いじめっ子立ったはずの坊やが泣きわめいて、悲しんでいることを知りました。
本当に自分たちが、坊やにとってたいせつなものだと知ることが出来ました。
そうすると、坊やにされた嫌なことがいとおしくも思えてきました。
酒井駒子さんの絵で、読んでいる自分もしみじみと心が潤って来ました。
たいせつなことに気づいたぬいぐるみたちは良かったと思います。