スノーマンと男の子との一夜かぎりのデート。
男の子から家を案内されて、見るもの触れるもの何もかもはじめてのスノーマンの、好奇心旺盛なようすに思わずほほえんでしまったり、スノーマンが男の子をつれて雪の降る空を飛ぶようすにあこがれを抱いたり。
言葉のない分、絵が言葉を熱く語ってるかのよう。夜が明けそうになるころ、スノーマンが男の子とハグするシーンは、朝が来たときにスノーマンが消えてなくなっている場面を見たあとにふりかえると、胸があつくなり、とってもせつなくなるところですね。
スノーマンが消えてなくなっても、男の子の心の中ではずっと友達です。もちろん、私たちの心の中でも。