魚市場の仲卸業を営む一家の女の子が、魚市場を見学します。
冬の日の早朝。魚市場には、トラックで運ばれてきたたくさんの魚貝類。
さらには港に水揚げされるサバや、外国からきた冷凍のマグロ。
新鮮な魚たちがこれでもかと描かれています。
そして、せりに参加するお母さんを始め、市場で働く人たちが生き生きと描かれます。
女の子はキンメダイを探すように頼まれますが、実はこの日はおばあちゃんの誕生日。夕食時にはおばあちゃんの好物のキンメダイが食卓に並びます。
たくさんの魚たちは見ていて楽しい。知的好奇心も大満足。
社会科見学しているような絵本です。
巨大な築地のような市場でもなく、
日本中の漁港にあるような水揚げされる魚のみの市場でもない、
ちょうどよい規模の魚市場。沼津のようです。