表紙を見るだけでは、可愛い絵本だなという印象。
でもストーリーはたくさんのことを考えさせてくれる可愛いだけではない素敵な絵本でした。
やもじろうとはりきちは見た目も違うし、特技も性格も違う。
走るのも木登りも出来ないはりきと友達を辞めると断言するやもじろう。
はりとばして転がっても・・大丈夫だよと笑っているやさしいはりきち。
きっと、やもじろうもわかっているんです。はりきちがかけがえのない友達であることを。
でも、やもじろうが猫に狙われそうになってしまう時に助けてくれる優しいやさしいはりきち。
はりきちはとげとげしている背中を持っているけど・・本当に心が優しい。
人間も同じ。見た目で判断してはいけませんね。
人のいいところに気づける絵本だと思います。
みんな違って当たり前。それぞれにそれぞれの良さがあるんだもの。
きっとやもじろうとはりきちはこれからもずっと良い友達でいられるでしょうね。