牛女」 doruさんの声

牛女 作:小川 未明
絵:高野玲子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1999年
ISBN:9784039637000
評価スコア 4.29
評価ランキング 21,353
みんなの声 総数 6
  • この絵本のレビューを書く
  • 言葉の奥に隠れた土俗性を読み解くと・・・

    • doruさん
    • 40代
    • その他の方
    • 兵庫県
    • 姪10歳

    牛女ってけっこう重い話だなと思いました。今では差別語として使われている言葉を扱っているし牛女という名前のイメージからして、なんとなく土俗性というか土地と切っても離れないものがある。牛女は最初の数ページで死んでしまう。だけどもその数ページで子どもをどれぐらい可愛がっていたか、またこの二人はどんな生活をしたか、言葉には書かれていないけどわかるような気がする。
    子供は村人に育てられながらも幸せであったか? 答えはいいえであろう。幸せであったな雪山に見える牛女の影を慕うはずはない。そして村を飛び出し、その後、出世して帰ってくるが、村でりんごを虫にやられてしまう。ここでたたりだと言われる土俗的である。
    母親の霊を慰めることで、死者に対する土俗性を発揮しています。最後は息子は裕福になり幸せになれるが土地とは切り離せない百姓である。

    投稿日:2010/08/13

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「牛女」のみんなの声を見る

「牛女」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

からすのパンやさん / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / きんぎょがにげた / めっきらもっきらどおんどん / もこ もこもこ / はじめてのおつかい / くだもの / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



【特集】絵本ナビのクリスマス2025

みんなの声(6人)

絵本の評価(4.29)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット