何だか幻想的な表紙絵に惹かれてセレクト。
予想以上に奥深いストーリーが心に沁みました。
冒頭から、悠久の時の中に引き込まれます。
生き物といえば、海のクラゲしかいなかった頃。
だからこそ、ほうき星との会話は一対一で愛おしいものに。
それなのに、ほうき星との再会は何百年もたってからなんて!
クラゲが、大事なことを言えなかった状況も切ないです。
そこからがすごいです。
待って、待って。
次々と伝えられ、そのうちに、予想もしない変化となり。
なんだか、そうだったのか、と納得してしまいました。
小学校高学年くらいから、そっと感じてほしいですね。