戦時中、中国にヒョウがいたというのは驚きでした。
そして子供をこっそり部隊で飼っていたとは。
家族のいる故郷を離れ、戦争という緊張した状態の中で、動物がそばにいることは癒しだったに違いありません。
それなのに、まさか上野動物園に行くことになるとは・・・
「戦争」、「上野動物園」というキーワードで何かを感じ取った息子は、象の花子のことを思い出したようです。
同じような運命をたどったハチのことを可哀想に思ったようでした。
上野動物園だけにスポットライトを当てると、ただ「死なせた」話になりがちですが、動物達の来歴に着目することで、より深く、戦争によって運命が変えられてしまった人達の悲しみを知ることが出来るのかもしれないと思いました。