前作に続き第二弾の絵本です。前作でエリオットのファンになりました♪
ねずみくんが、家族に会いに出かけてしまい、しんと静まった部屋の中。
エリオットは寂しくなって散歩に出かけます。
寂しさを紛らわすために出かけたはずの散歩でしたが、周りの家族がいつも以上に目に入ってしまい、寂しさは加速します。
あたたかな家族が描かれている中で、エリオットだけが”ひとり”のように感じ、「ひとりじゃないよ!」と、声をかけてあげたくなりました。
映画館に入り、ひとりきりで見た映画には、ゾウの家族が出てきました。
そのゾウの家族の姿を見て、涙を流したエリオットが発した言葉は、「ねずみくんに あいたい」だったのです。
そうか、ねずみくんはもう、エリオットの家族だったんだね。
そう思った瞬間、胸がとっても温かくなりました。
映画館を出ると、会いたかったねずみくんに呼び止められ、ねずみくんは自分の大家族のところへ連れていってくれます。
ああ、ねずみくんにとってもエリオットは大切な家族なんだね。
そう思うと、幸せで胸がいっぱいです。
これからのエリオットとねずみくんの関係にも期待します。
とても癒される絵本なので、寝る前に子供を膝の上に乗せて、ゆったりとした気持ちで読みたいです。なんだか良い眠りにつけそうな気がします。