ユキの弟、2才のユウくんが夜中にお腹が痛くなり大変です。お父さんとお母さんは救急車を呼ぼうか迷っています。そんな時、ユキは、電話帳で「夜間救急専門医 松田ローベルト(個人)」と書かれた番号をみつけました。
電話をして往診に来てくれたのは、なんと白衣を着たねこ!でも、ねこのローベルト先生の説明や処方はとても的確。素晴らしいお医者さんでした。そして、ローベルト先生の正体は実は、、。
ずっと以前の子育て中の 夜中に子どもが具合が悪くなった時の心細さを思い出しました。対象は小学校中学年くらいのお子さんかと思いますが、子育て中の人、子育てを経験した大人の人も共感して読めるおはなしです。具合が悪いユウくんの様子、動転して言い争うお父さんとお母さんの様子など、とってもリアル。そんな中、落ち着いた対応をしてくれる松田ローベルト先生の頼りになること!こんなお医者さんがいたらいいな〜と心から思いました。もちろん、子どもさんにもおすすめの物語です。