韓国の民話です。
夜、お腹の空いたトラが、山から民家へ下りてきて、そこで、赤ん坊をあやす母親の姿を障子越しに見ます。
「トラがきますよ」と言われても泣き止まない赤ん坊が、干し柿を与えられると、ぴたっと泣き止みます。トラは、泣き止むほど、自分より怖いもの「干し柿」が恐ろしくなります。そして・・・
とっても、絵がいいです。
トラは、迫力もあるけど、どこかかわいらしい表情で、怖くないんです。
韓紙を使ったと思われるのですが、
日本で製本されたものは、韓紙が模様のようになってしまっているのが、残念です。