ベントリー・ビーバーという男の子がうまれてから、いきをひきとるまでのお話です。「さいごまでしあわせにくらしました。」で終わる物語に慣れた耳で聞くと、なくなったあとまで、その子どもたち、そのまた子どもたちとベントリーおじいちゃんのことは語りつがれ、幸せが続いていくベントリーの一生は、ほんとうに輝いています。
ベントリー・ビーバーは、円満な家庭に育ち、自分の好きなものを知っていて、うれしさやさみしさを共感できるパートナーを得て、子どもたちにも好きなものがあるのを尊重して生きていきます。それは、忘れてはいけない幸せの基本かもしれません。
多くの子どもたちに幸せってどんなものかに気づかせてくれるかと思います。巡り会えた喜びを感じる1冊です。
5歳の娘は、この本がとても気に入って、繰り返し読んでいます。