「ちいさいおうち」などで有名な「バートン」の作品ですが、
文はアーナ・ボンタン
(すごい名字、こんな名前があるんですね〜。ちなみにアフリカ系アメリカ人で、黒人文化の有名な継承者ですって)と、
ジャック・コンロイ
(こちらはアンナの友人で、もともとは肉体労働をしていた低所得者だったようです)の連盟の話です。
主人公は火夫(汽車に石炭をくべる仕事をしている人)とその愛犬ビュンビュン。
すごいですよね〜。汽車より速く走る犬!
これは絵本の中のお話ですが、見れるものなら見てみたいです。
また、バートンの描いたこの物語の風景が、いかにも汽車が発達し始めたころのアメリカの、どこにでもある田舎町の雰囲気で、
すごく味わいがありました。
バートンは本当に細部まで大切に描かれる絵本作家で、
表紙もインパクトがあるし、裏表紙もきっちり描いてくれています。
おまけに最後のページの反対側(本当なら白紙でいいページ)にまで
おまけのビュンビュンの絵が!
この絵本なら、幼稚園くらいから小学校高学年くらいまで、楽しく聞いてもらえると思います。