3人のおばあさんが、山にきいちごを摘みにいくお話です。
一見のんびりしているちいばあちゃんが、実はしっかり主導権を持っていて、着々と行動を起こしているのが楽しいです。
「きょうは ちょうど よい ひよりかね?」
「いや、まだ はやかろう」
の繰り返しが面白く、何が“よいひより”、何が“早かろう”なんだろうと思ってると、それが判明するより早く、しびれを切らした二人のおばあさんがフライングをしてしまうところが、なんとも可笑しいのです。
その他にも、ページをめくるのにドキドキワクワクするようなところもあって、子どもたちとワイワイ言いながら読むことができます。
全体的に明るい感じがあって、悪人も登場しないので、楽しく読むことが出来ました。