2歳の息子が図書館で目を留め、借りてきて読みました。借りている間は何度も何度も読まされました。
絵が鮮やかで味があって素敵です。日本の絵本にはない、ちょっとどぎつい感じですが、そこがまた魅力的です。息子も表紙の絵だけ見て本棚から取り出してきたので、絵に惹かれたのでしょう。
心優しいおじいさんと、ちょっと欲張りなおばあさんと、海でおじいさんの網にかかった金の魚のお話です。何でも望みを叶えてくれるという金の魚の出現に、おばあさんはどんどん要求をエスカレートさせますが・・・。最後は今まで通りの生活に。
そう、おじいさんとおばあさんはもともと「海の君主」だったのですよね。身近にあり過ぎて見えなくなってしまっている幸せに気付かせてくれる奥の深い昔話です。