1978年に岩波書店から出版されたシリーズの1冊です。
邦訳は内田理沙子さんで、絵はレーベデフでした。
「森は生きている」の戯曲を書かれたロシアの児童作家さんでした。
この作品は同じようなコトバの繰り返しが多いので、全体の文章から受ける印象は詩の旋律に似ています。
最後に小学一年生になった主人公の女の子が描かれているのですが、日本人の感覚からしてみたら、中高生くらいに見えました。
でも、全体的にはレーベデフの絵は楽しくて見応えがあります。
このクレバス化クレヨンで描いたような優しいタッチなのに版画絵のような風味の出る描き方が素敵です。