お友だちのあきちゃんのオルゴールを壊してしまったぼく。
つい逃げ出して、代わりのオルゴールを必死に探すぼくは
不思議なおばあさんに出会います。
おばあさんに「もっと大事なこと」を尋ねられたぼくは、
とっさに走り出します。
こんな状況は誰にもあることでしょう。
でも、ちょっとした問い掛けで気付くぼくの姿が素敵です。
わざとではなくても、まずは謝る姿勢って大事ですよね。
少し幻想的な絵で、ファンタジーかな、と読み進めると、
素直な「ごめんなさい」という言葉がストンと、心に響きます。
ちいさなオルゴールを持参しておはなし会で読んであげたいです。