世界のさまざまな家とその家に生活している人々のようすが描かれています。モンゴルのゲルは知っていたけれど、そのほかの家は、初めてみるものばかり。びっくりするような、ほんとに生活できるんだろうかと疑問に思うような形の家がいっぱい紹介されているので、目からうろこでした。
どの家も、自然環境に適したくふうが見られます。それから、人間だけが住むのではなく、家畜たちとともに生活している姿がうかがえ、人間と動物が共存するのが本来の暮らし方なのかもなあという発見がありました。
家の外側は写真で、内側はイラストで示されてあって、そこで生活する人々や部屋のようすが一目瞭然です。
一冊で、かなりの国を旅したような気分になれます。作者の小松さんに感謝です。