屑鉄集めを仕事にしているファーキンさんに飼われている馬のハンバート。
ビール工場たちの馬と一緒になると、不公平な自分の身を感じてしまいます。
「なんて世の中は不公平なんだろう」
そんなハンバートが素晴らしい偶然をものにしました。
新しいロンドン市長の就任パレード。
ビール工場の馬たちがひく馬車が壊れてしまいました。
こんなとき、人はどうするのでしょうか。
ハンバートはこの偶然をチャンスにしました。
新市長のそばにはせ参じたハンバート。
ロンドン市長も、とても物分りのよい人で助かりました。
日頃は屑鉄を乗せる荷車に乗り換えて就任パレードを続けます。
晩餐会にも招かれ、記念のカップを受け取ります。
ひがんでばかりじゃこんな素晴らしいことは起こらないよ。
そんなことをハンバートは言っているようです。