見える方向が「まっすぐ」という理解は、子どもならではの感覚です。
おばあちゃん家まで行くのに、道を「まっすぐまっすぐ」進んでいけばたどり着く・・・、そう電話で聞いたぼくは、まっすぐ進んでおばあちゃんのお家まで冒険します。
外国の町並みと田舎道の風情がとても素敵です。
指さし確認をしながら進む道は、時に川があったり山があったり、馬や蜂や犬にも出会います。
どうやってそれらを越えてゆけばいいのか・・・一生懸命考えて自分なりの正解にたどり着く楽しさ。
おばあちゃんへのおみやげをもって、たどり着いた時の嬉しさ。
それまでの冒険を手作りのケーキを食べながらお話しする楽しさ。
どこをとっても、素敵な絵本です。
子どもたちは「まっすぐまっすぐ」の言葉が大好き。
「違うよ、こっちだよ」「ぬれちゃうよ」「あ、あぶない!」など、ぼくと同じ気持ちにたってまるで一緒に冒険しているみたい。
同じように「まっすぐまっすぐ」と言いながら楽しそうに読んでいます。