先日参加した絵本講座で、じっくりと絵を楽しむ絵本の例として取り上げられていました。
小さな村の時計屋さんにある123個の鳩時計。
ところが一つだけ少し遅れて鳩が飛び出すものがあり、
店主のおじいさんは修理をせねば、と思っていたところ、
ある日商談が成立し、売ることになるのです。
ちょっと間の抜けた鳩時計の存在感がいいですね。
この壮観な時計屋さんには私も行ってみたいくらいです。
鳩時計がずらりと並んだ様子が圧巻なのですが、
ここにぽつんと一つだけ扉が開いていない鳩時計が描かれているのが
ポイント。
ここが読み聞かせでは遠目が利きにくくて残念なところだそうです。
でも、この鳩は村の子どもたちの人気者。
このほのぼのとした光景もいいですね。
さあ、どうやって、他の鳩時計と一緒に出てくるようにするのかが
難題ですね。
原因はこの鳩が寝ぼすけだから。
そのためにおじいさんがしたことは、笑えますね。
商談の相手も異国の王様、と、こちらも面白い展開です。
少し長いので、じっくりと聞ける時にいいと思います。