「ばすくん」に続きがあると知り、借りてみた絵本です。話の内容は、不法投棄とか回収とか、なかなか難しいと思うのですが、4才の娘だけでなく、2才の息子までもが何度も読んで、と持って来ては読み聞かせました。大人の感覚とは違う次元で、子供の心の琴線に触れるものがあるのでしょう。
おきゃくさんを乗せて走るのが生きがいで幸せだったばすくんがおはらいばこになって山奥に捨てられ、動物たちと仲良く暮らすようになり、その動物たちとの穏やかな暮らしが、果たしてばすくんにとって最良なのか?というと、なかなか答えは出てこないかもしれません。でも、走れなくても、動物たちに温かい空間とふかふかの寝る場所を提供して、動物たちに感謝されているという点では、スクラップにされるよりいいことなのは確か。でも、不法投棄なんだよね〜、といろいろ考えさせられる絵本でした。
そういう意味では何となく、中途半端な気もしないではなかったのですが、子供たちがもう少し大きくなったときに,もう一度この絵本の感想を聞いてみたいと思いました。