24年ほど前、影絵劇団の「かかし座」がこの題材を横浜の某ホールで上映したのを見たことがあります
当時はまだこの絵本の存在を知らなかったので、こんなに時を経て原作の絵本に出会えて驚きです
広島の原爆の事がテーマとなっていて、恐ろしいことではあるけれど、多くの人に読んでいただくために、細心の注意を払ってできるだけ優しい絵にしたと、絵者の方のコメントが書かれていました
影絵では最後の怒り地蔵の表情がかなりおそろしく、大きなセットとして舞台に現れて、「はっ」と息を飲んだ記憶があります
絶版というのが、残念ですが・・・原爆を知らない世代にはやはり書物で伝えることも大切なので、ぜひ再版していただきたいです