三話収録されています。
表題作の「グッディさんのしあわせの国」、とても優しいお話だなあと思いました。
特にお姉さんのマーサの弟・ベンに対する関わり方がおかあさんのような優しさで気にかけて見守っている様子、こんな優しいお姉さんがほしいと思いました。
子どもへの接し方としても参考になりますし、子どもはこんな風に優しく見守ってほしいと思うものなんだろうと思いました。
「海辺の小屋」も三人きょうだいと海辺の小屋に住む見知らぬ人との密かな交流ぶり、そして三人きょうだいのおかあさんがよかったです。
「幸運な男アンガス」は三話中、一番大人っぽい感じがしました。
「天女の羽衣」彷彿とさせるようなお話で、読み終わった後がとても切なく感じました。
どれもエインワースらしい優しさが漂う作品だと思います。
二年生ぐらいから一人読みもできそうですが、読み聞かせにも向いていると思います。