2008年度読書感想文コンクール小学校低学年課題図書。
15分ほどの幼年童話ですが、絵も多く、感動的な
ハートウォーミングなおはなしでした。
学校の帰り道、ちいちゃんはカラスにつつかれているこねこを見つけます。
ダンボールごと救出したちいちゃんですが、
おうちでは飼えません。
お母さんとちいちゃんは必死で引き取り手を捜しますが・・・。
ちいちゃんとお母さんの優しい気持ちと一生懸命さが伝わり、
涙が出てしまいます。
こねこの絵がとびきりかわいいのも切ないです。
最近の課題図書の傾向でしょうか、
ちいちゃんの家庭はお父さんと死別の母子家庭。
過去数年の何冊かの課題図書の家庭事情も複雑なのが数冊あり、
これも今どきの社会の鏡なのか、としみじみ思ってしまいます。
ぜひ、親子で感動を分かち合ってほしいと思いました。