バーナディット・ワッツにグリム童話は合わないと思っていた私ですが、この『雪ばら紅ばら』は、ワッツさんにピッタリの物語だと思います。
雪ばら、紅ばらという二人の少女を訪ねてきたクマさんは、実は王子様だったのです。
とてもほのぼのとした温かみのあるお話です。
宝石を盗んだ小人が出てきます。
木にひげをはさまれたり、釣り糸とひげが絡まってとらえた魚と川にひきずりこまれそうになったり。
少女たちに助けてもらっても小人が悪態をつくところなどは、ワッツさんのほのぼのとした絵ではあまり表に出てきません。
はんとなくホンワリする物語です。
ワッツさん見直しました。