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宮沢賢治の絵本 北守将軍と三人兄弟の医者」 カオリンゴカモシレナイさんの声

宮沢賢治の絵本 北守将軍と三人兄弟の医者 作:宮沢 賢治
絵:スズキ コージ
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:2021年10月14日
ISBN:9784895881470
評価スコア 4.74
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みんなの声 総数 18
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  • 朗々と読み上げるとかっこいい本

    ちょうど世界情勢が不安定で、戦争なのか?とハラハラしているそんな時に読み始めてしまったので、地続きで国境を意識しながら暮らすというのは、そういうことかと別の国をも想像してしまいました。
    そんなわけで、城壁のあっちとこっちでのやりとりを読む時は最高潮に緊張しました。

    それにしても、ソンバーユー将軍の城壁前でのスピーチは心に迫るものがありました。よかった。絵の迫力もあいまって、なんだか映画のワンシーンを想像し、乾燥した空気や砂ぼこりまで感じてしまいました。

    将軍の生き様がなんともかっこよくて、私もこんなふうに活躍して、そしてかっこよく老いて、仙人になったと言われてあれ?あの人は?と言われながら人間なのかよく分からない状態で消滅するというのも素敵だなと思いました。

    文字数が多くて、子どもには難しいかなと思ったのですが、音読してみると、言葉が美しくてテンポよく読めるので、子どもたちも何んとなーく聞き入ってる様子。声に出してみると、とっても気分よく読み上げられる本でした。

    投稿日:2022/02/28

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