歌う悪霊」 さいきちさんの声

歌う悪霊 作:ナセル・ケミル
絵:エムル・オルン
訳:カンゾウ・シマダ
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2004年
ISBN:9784338202022
評価スコア 4.25
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みんなの声 総数 3
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  • ぶきみです。

    • さいきちさん
    • 40代
    • ママ
    • 青森県
    • 女の子14歳、女の子10歳、女の子8歳

     北アフリカのサエル地方の昔話とあり、また「歌う」とあるので多少
    まぬけな悪霊の話と思いきや・・・やっぱり悪霊でした。
    悪霊の絵も藤子不二夫Aの「笑うセールスマン」の「喪黒福造」に似ているような感じがしたので、ちょっと気がゆるみ・・・手に取りました。
     
     裕福になりたい男は悪霊の土地を麦畑にしようとします。男が口にしたことを悪霊は地の底から出てきて手伝ってくれます。その度に悪霊が次々と地の底から湧いて出てきます。そうして悪霊が増えていくにしたがい、どんな最後になるのかハラハラドキドキで読んでいきました。
     そして、やっぱり悪霊は悪霊なのだと思い知らされました。

     どの国でも昔話というものは残酷で、人としてどうあるべきか、自然のなかで生きていくために守らなければならないものは何か、など大切なメッセージが含まれていると思いました。
     
     6年生に読みました。他の国の昔話に触れるのもいいのかなと思い、また読み応えがあると思い選びました。
     初めのうちは悪霊が次に何人出てくるかなど、小さい声で話すのが聞こえてきました。クスクスと笑い声もありました。しかし、だんだんシビアな内容に子どもたちも驚いた様子でした。

    投稿日:2010/07/02

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