この紙芝居ではクリスマスの中でも“クリスマスツリー”に焦点を当てて、
子どもたちにも科学的な内容もわかりやすい物語仕立てにして、
たった12場面で上手にまとめてくれています。
クリスマスツリーはなぜモミの木なのか、クリスマスツリーになぜいろいろ飾るのか、この作品は、元々ヨーロッパ北部に伝わっていた冬至の“サトゥルヌス”の祭りが元になっています。
クリスマスのはじまりは、キリストの誕生祝いとこの“サトゥルヌス”が合わさったものなのですが、それをうまく物語に組み込んでいるので、とても聞きやすく理解しやすい内容になっていました。
ヨーロッパならではの魔女や妖精の登場もよかったです。
学童のおはなし会で読みました。
子どもたちは悪役の魔女たちへのヤジなどが多かったですが、なかなか楽しそうに聞いてくれました。
最後の最後の12場面で、クリスマスではおなじみのあの人の登場で物語の幕が下りるのもオシャレなつくりだなぁと、思いました。
クリスマスの時期にお薦めの作品です。でもあまり小さいお子さんですと理解が難しいので、小学生以上のお子さんたちに。