まるで写真かと思うような繊細な絵に魅せられました。
トンイとスニって何かな、と思ったら、これ、韓国の人が書いた絵本でした。
トンイとスニは、男の子と女の子の名前。
幼い兄弟が、川辺でお母さんの帰りを待ちます。
その川辺の美しいこと。自然にあふれている情景に心洗われるようです。
そして、川辺にたつ岩は、どれも何かに似ているのです。それは、クマだったり、鳥だったり...
子供と読みながら、
「あ、ほんとだ。ここが目じゃない?」
「あ、これが羽で、飛んでる鳥に見えるね。」
と話をしました。
ちょっとしかけ絵本みたい、と思いながら、最後まで読んでみたら...
なんとなんと、この絵の中には、もっともっといろんなものが隠れているんです。
もう一度、ページをめくり返し、
「ああーほんとだーさっきはぜんぜん気づかなかったー。」
と二度楽しめました。
絵の魅力につきる1冊です。、