インパクトのある題名です。
いじめについて読者に考えさせる、ベルギーの心理学者による作品。
少女エマが主人公。
エルザにいじめられているうちに、被害者から加害者になってしまう過程を描いてあります。
この加害者になることを、オオカミになる、と例えてあるのですね。
いじめのエッセンスが詰まった作品、と、前書きで「ストップいじめ!ナビ」代表、荻上チキさんが語ります。
意外な展開ですが、いじめの本質を突いているように感じます。
その後、エマは違和感を抱き、いじめの連鎖から脱出しますが、
その気付きが大きなヒントになりますね。
もちろん、家族の支えがあってこそ。
大人の役割を痛感させられます。