戦災の火炎の中で逃げまどう人たち。
その人たちを守るように立ちふさがった飛木稲荷神社の境内にある七本のイチョウ。
身を挺して人を助けながら、イチョウも焼けてしまいました。
そのイチョウが復活。
樹木の生命力の強さには圧倒されますが、戦災の跡を残してそびえる被災樹木。
生命力の強さとともに、忘れてはいけない戦争を現代に語り続けているのですね。
いくつもの被災樹木があることを知りました。
でもその樹木に残る悲惨さはだんだん忘れられていきます。
イチョウの物語に終わっている絵本ですが、身近にある戦争の証人たちを大切にしなければいけないと思いました