こんなお話が小学校の教科書に載っていたのですね。
花見の席で、柑橘類一家と木の実一家の大げんか。
こんな無粋なことはありませんが、些細な事からケンカが始まることと、酒の席での大人のだらしなさを、子どもたちは客観的に分析するのでしょうね。
古歌が織り込まれていることに格調の高さを感じます。
あまり耳にしない柑橘類が出てくるので、関心は別のところに行ってしまうかも知れません。
木の実一家の大半が果実であることも不思議ではあります。
でも、そこは狂言の持ち味、花見の真の主役の桜が喧嘩両成敗を決めるまとめは見事です。