小さな男の子ウィルはナンシーおばあちゃんが大好き。
お隣のホームで暮す96歳、
ウィルと同じように4つの名前を持っているおばあちゃんです。
ある日おばあちゃんの「きおく」が見つからなくなりました。
ウィルは「きおく」の意味もピンとこないまま
ナンシーおばあちゃんの「きおく」の素を探し始めます。
集めたものをみておばあちゃんの心の中にちょっとずつ
「きおく」の芽が出ます。
ウィルのナンシーおばあちゃんを思うやさしい気持ちが
そうさせたに違いありません。
「きおく」は
あたたくて、ずっと前のことで、悲しいことで
笑わせてくれて、大切なもの
と、書いてあります。
この絵本を読むと
その意味がわかるような気がします。