カレル・チャペックのお話が好きです。
チャペックのお話に雰囲気ぴったりの挿絵なので、外国の作家さんの作品だろうと思ったら、なんと日本のイラストレーターさんでした。
郵便局のコルババさんが、ある夜、小人を目撃します。
小人たちは手紙の封を開けずに中身がわかるので、それをトランプにして遊んでいます。
手紙に込められた思いによって、カードの強さが決まるというのがなんとも素敵です。
宛名のないエース級の手紙を持って、1年と1日の旅をすることになるコルババさん。
ラストは、ほっこりなハッピーエンドなのですが、ちょっぴり毒舌もあって、チャペックらしさ健在です。