お母さんが銀行へ行くあいだ、妹のあやちゃんとのお留守番を頼まれたあさえ。
お昼寝から目覚めてしまったあやちゃんと家の前で遊び始めますが、つい線路を描くことに熱中してしまい、顔をあげたらあやちゃんがいない!
もうここからはハラハラドキドキ、あさえと同じ気持ちで読み進めました。
小さい子って、ホントに人の迷惑関係なく、自分の本能に従って行動しちゃうんですよね。しかも意外に素早い・・。
うちも姉妹二人なので、まるで我が子を見るような気持ちで絵本の世界に入り込んでしまいました。
あさえの妹を想う気持ち、焦り、不安、安堵が手に取るように分かる林さんの絵がすばらしい。
最後のお母さんと三人で手をつないで帰るときのあさえの笑顔がたまりません。
ちょっと時代背景が古いですが、お姉ちゃんには一度は読んであげたい名作です。