おうむは みどり
きんぎょは あかい
そうは はいいろ
ぶたは ももいろ
どうぶつには それぞれ じぶんのいろがある
カメレオンだけは べつ
いく さきさきで いろが かわる
こんな小気味良いテンポの文章で始まる物語
カメレオンは自分探しの旅に出かけます。
そして、同じカメレオンと出会ったことで解決するのです。
とても哲学的な話で、一人では生きていけないということを暗示しているようにも、決して存在は一人だけでなないということを暗示しているようにも思えます。
おそらく、人それぞれに受け止め方は異なることでしょう。
心に響く絵本で、子供だけでなく大人にも読んで欲しい一冊です。