賢治ファンには嬉しい絵本です。
童話の舞台になった風景の写真と、童話の原文(一部)が書かれています。
賢治が見た風景をいっしょに見ているようで感動します。
賢治が作ったことばは、子どもの頃はとてもふしぎで、どういう意味なのか
どうしても知りたいと思って、分からないことがもどかしかったです。
だんだんと「賢治のことば」として受け入れられるようになって、
自分なりの解釈ができるようになりました。
ただ、賢治独特のことばを色々な字体で大きく書いてあるのは、折角の雰囲気をこわしているように思えました。
手書きだったらよかったかも。