読み聞かせをしている仲間に紹介したときのこと、30〜40代のお母さん達の瞳から涙が・・・。私にも覚えがあります。現在高校生の息子が小学一年生のときでした・・・帰宅してすぐに「先生がぼくばっかり怒るんじゃ」と泣いたことがあったのです。親も、先生も、一生懸命なのに心にゆとりがなくなってしまうのでしょう。そして、こども達のまっすぐな視線には怒りの姿しか見えないのでしょう。でも、その視線こそがこどもの素晴らしさなのかもしれません。
また、別の日に公民館で友人相手にこの本を読んでいましたら、居合わせた60〜70代のご婦人から「良いお話を聞かせてくださってありがとう」の一言をいただきました。すでに子育てが終わったかのような皆さんにも、真っ最中の皆さんにも、もちろんこども達にも、世代を超えて、是非手にとって欲しい本だとおもいます。なぜって、心の中にある素直な自分と向き合ってほしいから、そして感謝の気持ちや明日への希望を持ち続けていてほしいから・・・です。