”ひがしはま”と言う港町にある「わらしこほいくえん」は、運動場もブランコもすべり台もない小さな保育園です。でも”ダンプえんちょう”は言います「ひがしはまのまちじゅうが、わらしこのうんどうじょうだよ」。そのとおり、神社の石段が「わらしこほいくえん」のすべり台に早変わりなのです!やるね”ダンプえんちょう”!!
ある日、”ダンプえんちょう”は「わらしこほいくえん」の年長さん「くじらぐみ」の9人と、”ひなたやま”に行きます。そこで繰り広げられるのが”ダンプえんちょう”と園児との海賊ごっこ!何をやっても負けてしまう”ダンプえんちょう”をやっつけてやると、”ガラパンこと たかし”を始めみんな奮起しています。みんなで”ダンプえんちょう”をやっつけられるのでしょうか?
「わらしこほいくえん」が置かれた環境は、私が保育園に通っていた昭和30〜40年代を思わせる、チョット暗い雰囲気ですが、登場人物がとにかく明るい!これが最高です。お父さんやお母さんにも是非読んでもらいたい作品です。
余談ですが、登場人物の紹介シーンで”けいこ”が「おしいれのぼうけん」を持っているのを見逃してはいけません。