「ぼく、どこからきたの?」という、とてもシンプルな子どもの疑問に、お父さんとお母さんが交互に答えます。
それはユーモアに満ちていて、ふざけているようにも遊んでいるようにも思えます。
そして、最後には最高な答えが準備されていました。
お父さんとお母さんに望まれて産まれてきたのだと、安心感に満ちた回答でした。
でも、子どもはそこまで待てるだろうかというのが、素朴な疑問です。
考えようによっては、子どもを傷つけるような、混乱させるような、おふざけが長いからです。
最後の言葉が耳に入らなかったら、ボタンをかけ間違いしてしまいそうな絵本でした。
こどもの純粋な心をいじりすぎてはいけませんよ。