私も絵を描くのが好きです。
どうして描くのか、絵は何の役に立つのか…一言で答えられるものではないと思います。
少し寂しげな表情のねこさんも、それを知っているのかなと思いました。
とはいえ、ねこさんの描く絵はどれもアーティスティックで、「心のままに描いている」という印象でした。きっと描かずにはいられないのでしょう。
子どもたちは最後の「ねこさんの絵」を探すのに、「これじゃない?!」と盛り上がっていました。
長男(8歳)に「絵って何の役にもたたないのかな?」と尋ねたら、「そんなことない、絵が描けたらじまんできる」と答えました。
この本のおかげで、少なくとも長男にとっては、絵は心の拠り所の一つなのだと知ることができました。
個人的に、“ミシンをかけるうさぎさん”は、同じ作者の「わたしのワンピース」のうさぎさんなのかな?とニヤリとするポイントでした。