このお話は川端誠さんが落語絵本『おにのめん』として別の形で描かれています。
同じ“おめん”でも、作者によっても捉え方が違うんだな〜と、改めて思いました。
この「かあさんのおめん」の方は挿絵が北島新平さんでこの手の優しい作品にはぴったりの素敵なシーンがいっぱい見れました。
特に個人的に好きなシーンは、庭師の他愛もないイタズラで、さよがかあさんの身を案じて夜道を一人駆けていくところと、
一番最後のページのさよの幸せそうな笑顔です。
全体的にタッチは細く優しい画質に見えるのに、遠目が利いて読みやすい作品でした。
小学校の低学年くらいから十分聞けます。