2歳9か月の電車好きの息子が図書館で選びました。
機関車「ちからあし」の半生?が淡々と描かれています。
歴史の重みを感じます。
その中には「ちからあし」の体験した戦争も入ります。
そして、戦後の復興で活躍し、新型の電車に代わられていくという内容。。
息子は、最近、自衛隊のヘリだとか、戦車(この前、近くの道路を通っていました)や、ニュースの軍隊の車に、とても興味があるので、
ぜひ、戦争のこともちょっと知って欲しいと思っていたところでした。
戦争を息子が理解できたかわかりませんが、
爆弾がおちてきて、死んだ機関車(そして人)がいるということは伝わったようです。
この絵本で秀逸なのは、特に絵。
力強い表現の版画、だけれど意外に繊細に考えられた構図、そして加筆された表現が見事です。
色彩もすばらしい。
「ちからあし」の心情や、物語の内容がとても巧みに表現されています。
息子もかなり興味深かったようで、繰り返し「読んで」と持ってきました。
良い本だと思います。